世界遺産への旅♪マテーラ(その1)
世界遺産 マテーラ (サッシ)
マテーラは長靴の形をしたイタリア半島のくるぶしに位置します。
その峡谷の絶壁には、人が何年もかけて掘った沢山の洞窟住居群があり
その独特な景観や複雑な町の構造は少し寂しげでも有り魅了されます。
マテーラ「サッシ」は、1993年にユネスコ世界遺産と登録されました。
サッシ(岩壁を意味するサッソの複数形)は、洞窟住宅です。
「サッシ」は、ドゥオーモを鋏みサッソ・バリサーノとサッソ・カヴェオーソ
に分かれています。
サッシはいつ頃から作られたのか不明ですが、8世紀から13世紀にかけて
東方からイスラム勢力を逃れた修道僧が住みつき、130以上の洞窟住居を
構えていたといわれています。
マテーラの周囲からは、旧石器時代の出土品も発見されているため
かなり古くから人々が住んでいたと考えられています。
サッシは南イタリアの貧困の象徴とされ、「国の恥」と呼ばれる存在でした。
サッシは岩に作られた町なので、上下水道を設置するのが難しく
1952年衛生状態を定めた法律に適合する事が出来ず住民は強制退去
されてしまいました。世界遺産登録前後して一部の家に住民が戻り
今はレストランやホテルもあります。
洞窟教会
マテーラは映画「パッション」のロケ地としても知られています。
メルギブソンが構想12年、私財を制作費に充て、イエス、キリストの
最後の12時間を出来る限り史実に従って描いたという作品だそうですが
私はまだ観ていません。
旧市街地
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すみれさん

おはようございます(^^♪
今までのイタリア旅行の中では一番寂しい光景やなあと思いながら拝見しています。
何年もかけて掘られた洞窟住居群を見ていて
当時の人々のご苦労が偲ばれますね。
世界遺産に登録されて好かったです。
サッシは「洞窟」を意味する。
私は違う言葉を思っていました(恥ずかしい)
そしてイスラム勢力を逃れた修行僧の苦難の生活を思います。
そんな中でも教会を建て修行の日々。
イタリア貧困の象徴、「国の恥」・・・
そして世界遺産の登録前後して復興、何となく割り切れない気がします。
歴史より現実(結果)が優先なのでしょうか。
何となく暗いコメントになってごめんなさい
最後の旧市街地の青空に救われた気がしています。
今朝はご紹介して下さったすみれさんに
投稿: コスモス | 2010年12月19日 (日) 07時58分
コスモスさん
水彩画、この一年で大きな上達と思います。
どの絵にもコスモスさんのお優しい
お人柄を感じて拝見させて頂いています。
季節を感じ、又お出かけに成った思い出も込められた作品ですね。
以前も思いましたが光線の描き方、背景の色使いが素晴らしいです。
構図は絵もお写真も重なるところが有り、
コスモスさんらしさが感じられます。
皆素晴らしいですが、現物を見て描かれたものは
生き生きとして絵に躍動感を感じます。
色使いも斬新なように思います。(絵心が無い私の独り言です)
二胡の演奏の「川の流れのように」は、素敵な絵を見ながら
聞くのに心地良いメロディーですね。
マテーラは暗い感じのする町ですが、
その中味は温かく凄く魅力溢れる町です。
もっともっと見学したところが沢山で、又出かけて見たいです。
汚くて避難を浴びていた町が、今は観光客が
押しかけて町を潤しているのは本当に割り切れませんね、
いつも素敵なコメントと応援をありがとうございます。
とても嬉しく日々の励みに成ります。
投稿: すみれ | 2010年12月19日 (日) 14時42分
こんにちは!(^^)!



すみれさん、コメントのお返事です
拙い水彩画に優しいお言葉、嬉しく拝見しました。
心に沁みます。
絵を描いている間が一番愉しいです。
上手下手は別にして・・・。
すみれさんも仰って下さいましたが、
やはり実物を見て描くは、描いている私自身も嬉しいです。
生物を見ているとこちらまで元気を戴く気がします。
すみれさんのお花を育てておられる姿と、
心と同じではないでしょうか?
今日はシクラメンやパンジー、ビオラ等の植え込みをしました。
何となくすみれさんの事を思いながら・・・
優しい心で、お花たちを見て満足満足です
「マテーラの町は暖かいところ」とのことで、何となくほっとしました
明日も又、こうしてお喋り出来る事を
愉しみに
投稿: コスモス | 2010年12月19日 (日) 15時55分
こんにちは。
およそ千年も昔の住居なんですね。素晴らしい遺産ですね。
レストランやホテルにもなっているんですね。
いつも旅行記を楽しく読ませていただいています。ありがとうございます。
投稿: とんぼ | 2010年12月19日 (日) 18時26分
すみれさま
こんばんは~
ひとくちに世界遺産と言ってもこの国のように
何年もの年月をかけて掘られた洞窟の住まい~~
私達では考えられない気の遠く成るような光景
ですね。生活するには水は大切なものですし、
大変な苦労が有ったことでしょうね。
貴挑な画像を拝見して、何も知らなかった
事ばかりですが、素敵な勉強をさせていただきました。
有難うございました。
投稿: まみー | 2010年12月19日 (日) 19時45分
へえ。貴重な世界遺産ですね。
イタリアの歴史を感じられます。
今はレストランなどもあるのですね、こういう場所に行くと、世界観が変わりそう。この目でみてみたいです!
応援!
投稿: まつんこ | 2010年12月19日 (日) 21時09分
とんぼさん
マテーラ、ちょっと不思議な町でした。
今も沢山のサッシが残っています。
大変な労力を要した家作りで、
大変な生活をされていたのでしょうね。
投稿: すみれ | 2010年12月19日 (日) 22時24分
すみれさん 今晩は!
イタリア旅行はずいぶん沢山回られたんです。
洞窟住居群はすごいですね。
教会やレストラン ホテルなどもあるんですね。
洞窟の住居は想像つきまん。
歴史を感じますね。
投稿: えつまま | 2010年12月19日 (日) 22時27分
まみーさま
世界遺産もいろいろですね。
前日に世界遺産のおとぎの国のようなとんがり帽子の
お家を見てきただけに、マテーラの旧市街は
町全体がグレーで不思議な魅力がありました。
洞窟生活、大変だったでしょうね。
投稿: すみれ | 2010年12月19日 (日) 22時29分
まつんこさん
マテーラは、ヨーロッパに残る中性時代の雰囲気と違った
独特のものがありました。
お出かけに成ると素晴らしい魅力にお気づきに成ると思います。
世界遺産に相応しい町だと思います。
投稿: すみれ | 2010年12月19日 (日) 22時34分
えつままさん
個人旅行ですので、のんびりですが
結構あちこち見学しました。
今回は今までに比べてに滞在期間が長かったので
余計に多くなりました。
洞窟住宅、峡谷の谷間を挟んで、よくもあんな山で
生活が出来たものだと感心しました。
今はそうした住まいを利用してのホテルも有りました。
考えられないほどの長い歴史ですね。
投稿: すみれ | 2010年12月19日 (日) 22時54分
かつては『国の恥』とまで言われた洞窟住居、その価値が見直され世界遺産にも登録され、脚光を浴びとても良いことだと思います。
世界には、このような洞窟住居、まだまだありますよネ!私も一度、訪れてみたいですし、できれば泊まってみたいです。
投稿: 慕辺未行 | 2010年12月19日 (日) 23時12分
慕辺未行さん
申し訳ございません。
コメント拝見していましたのに
お返事コメント書いたものと勘違いしていました。お許しを・・・
洞窟住宅「国の恥」と非難を浴びていたものが
今はこの町に潤いを齎しているのは、割り切れない気持ちもあります。
洞窟住宅は世界各地にはまだまだ沢山見受けられるのでしょうね。
一度検索してみたいと思います。
サッシのホテル、前を通りましたが、とっても素敵で又出かける事が有れば
この街に一泊し私も洞窟ホテルに泊まって見たいと思います。
投稿: すみれ | 2010年12月21日 (火) 10時19分