セリヌンテ遺跡
マルサーラから電車(7時30分発)乗り、カステルベトラ-ノ(8時20分着)へと
来ました。 ここからバスに乗り変え遺跡へと行けるのですが、大きな
スーツケースを持っていて荷物を持っての遺跡巡りは到底無理なことです。
ホテルへ先に行くべきか?思案してバールで荷物を預かって頂けるか
お聞きしたらOKでこちらにお願いして遺跡へと出かけました。
遺跡へのバスは回数が少なくて、思案しているうちにバスは出て
しまいタクシーで出かける事になりました。(タクシー代30ユーロ)
←チケット(6ユーロ)売り場 お土産品も沢山です。
→入って直ぐの光景です。 ワァ~凄い!広いなぁ~~と感動です。
右端に見えるのがE神殿です。
セリヌンテの遺跡はアクロポリスと東の神殿群に分かれています。
東の神殿群は完全に古代の町の外に位置しています。
見学は入り口に近い東の神殿群からです。歩いて回るにはあまりに
大き過ぎてカート(2時間12ユーロ)を利用しました。
E神殿 紀元前465年~紀元前450年の間に完成しました。
この頃がセリヌンテの黄金時代だったそうです。
この神殿がセリヌンテの中で一番修復が進んでいる神殿です。
基壇は25..5×67.7m、正面6柱 側面14柱で祭神はゼウスの神妃ヘラです。
この神殿は1957年~1958年にかけて元の石材を積み重ねて再建されました。
ドーリア様式で、正面が6本の周柱式神殿です。建物の大きさも
拡大して頂くと、人との比較で想像出来るのではと思います。
(真中の写真は左柱側、右の写真は柱の右側です)
←オピストドモス(聖像安置室の後部) →プロナオス(前室)
東の神殿群にはE、F、Gと3つの神殿があります。
最も古いのはF神殿ですが、殆どが崩落して見る影も有りません。
↑G神殿はもの凄く大きくて、正面8本側面17本柱の高さは約15m
列柱回廊だけで2000人を収容できたと推測されています。凄いですね。
今は大地震で崩落したままになっています。
遥か向こうにアクロポリスが見えます。
東の神殿群とアクロポリスの間の谷は、今は土砂で草原になって
いますが、古代には海が深く入り込んでいて港となっていたそうです。
アクロポリス
モディオーネ川とコットーネ溝の間、城壁に囲まれた台地がアクロポリスです。
現在の城壁は町の創建当時の物でなく、紀元前409年のカルタゴ襲撃
の後に狭く作り直されたものだそうです。頑丈な城壁は、今でも階段状
の形状がはっきり見えます。
南北に通っている大きな通りです。
アクロポリスの幹道の1本で、東西にも路地が伸びています。
アクロポリスの上からの風景が素晴らしく、海が凄く綺麗でした。
C神殿 こちらに現存している神殿の中では最古のものです。
紀元前550年頃出来ました。 大地震で倒壊していた石材を使って
工事が行われていました。 こちらには5つの神殿がありますが
、あとの神殿は基部が残っているだけです。
大きなカタツムリが沢山いました。
夫々の神殿からの出土品は、パレルモの
州立考古学博物館に展示されています。
こちらの遺跡は直接触れたり遺跡に上ったり
といろいろ楽しめ、遠い遠い昔を思い描いたり
と出来ます。 思い描くにも私の知識と想像力
では無理かもですが・・・ 少々暑くて大変でしたが、印象深い遺跡となりました。
↑こちらのカートで回りました。同乗の素敵な女性はとっても陽気で
楽しい旅の思い出になりました。
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