イタリアへの旅♪ カターニア(その3) 象さんの街
カターニアの街中では、あちこちに「象」を見かけます。
「象」はカターニアのシンボルです。 (写真はクリックで拡大します)
ドゥオーモ広場に、街のシンボル象の噴水があります。
高さ3.66mで、赤色花崗岩で出来ています。
象の上にオベリスク(古代エジプト期に製作され、神殿などに立てられた
記念碑の一種)が載っています。
オベリスクの頭頂部には椰子(しゅろ)とオリーブの葉で取り囲まれた球に
「MSSHDEPL」と書かれ、その上に十字があります。
象はローマ時代の溶岩を使い、オベリスクはエジプトから運ばれました。
どうしてシンボルが「象」なのか?いろいろ伝説は有るようですが・・・
大昔ここに小象が住んでいて獰猛な動物を追い払うことで、カターニアの
住民を守ったという伝説
又、メソポタミア文明が栄えた頃、バビロン付近にあったピロという国の王は
シチリア島を制圧するために自ら軍隊を率いてカターニアに攻め込んできました。
カターニアを滅ぼし自分の国の住民を住まわせるつもりだったそうです。
当時カターニアにはエリオドーロという魔法使いがいました。
彼はピロの王がアフリカゾウを神聖なるものと崇拝している事を知っていたので、
攻め込んでも象がいれば、きっと殺さないだろうと考えました。
そこで魔法使いエリオロードはカターニアの市民全てを象に変えてしまいました。
エリオドーロの魔法のおかげで、カターニアはピロの攻撃を免れました。
カターニアの市民たちは彼の功績を称えるために,象を市のシンボル
にしたとの伝説・・・
1736年ジョヴァン・バッティスタ・ヴァッカリーニがこの像を作りました。
南と北の両側から噴き出る水はカターニアの2つの川(シメト川、アメン川)を
再現していたそうですが、その後何度か作り変えられ1998年に現在の様な
3段の石段に変えられています。この石段では、大勢の方が寛いでおられます。
写真は夜間の象の噴水です。
13世紀以来、象はカターニアのシンボルとされており、市の紋章
大学の微章、地元のサッカーチーム「カルチョ・カターニア」のマーク
にも使用されています。
こちらは市庁舎ですが、窓の周りは小さな象のレリーフがあり、
「象の宮殿」と呼ばれ親しまれています。
こちらは大勢の観光客が行きかう通りですが、象さんがいます。
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