マカオ旅行♪(その9)チェンガーダーインゴッ(鄭家屋敷)
世界遺産 マカオ歴史地区
鄭家屋敷は、1869~1881年にかけて建てられた、中国近代の著名な思想家
慈善家鄭觀應の旧居で、彼の不朽の著作「盛世危害」もここで著されました。
屋敷は、父の鄭文瑞が建てた塀で囲まれた院落(中庭)式の大邸宅です。
敷地は4000㎡、奥行きは120m余りあり、総部屋数60以上というマカオで
最大規模の住宅として知られています。
大門、離れの居室、門楼とあり、門楼の後方に嶺南の伝統的な院落式の
建築様式で建てられた二棟の母屋があります。
鄭家が手放してから損傷が進んだ家屋を政府が8年を費やして修復し、
2010年に公開となりました。
居室同士は広く長い通路で結ばれ、門楼は母屋と離れを隔て秩序だったものになっています。
この邸宅は、中国嶺南地方様式ですが、随所に西洋的なデザイン装飾を取り入れられ
建築の細部にわたって外来文化の影響が見られます。
中央の吹き抜けを回廊が巡っています。
貝殻を埋め込んだ建具、戸のかまちや窓枠に見られる模様など西洋の影響が見られます。
餘慶堂 透かし彫りの間仕切りに残る色彩、当時は色鮮やかだった事がうかがえます。
居間として使われていた餘慶堂。梁が持ち上げられた大広間
西洋風な優美なランプに伝統的な書や壁画や家具が調和しています。
多い時で、300名ほど住んでいたそうです。
中国伝統の庭園の造りや飾り窓も興味深く、素晴らしい大邸宅です。
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